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エシカルコスメ開発への道。コンセプトは「竹で整う」…?学生アンバサダー【DAY-3 後編】

8月19日(土)と20日(日)に渋谷キャストで開催された、「渋谷エシカルガーデン」。

前回の記事では、渋谷新聞さん&渋谷区SDGs協会さんのブースで行われた、カボニュー学生アンバサダーによる「エシカルコスメづくり」初日の様子をお届けしました。

今回は、「竹を使った商品開発」のワークショップと、渋谷エシカルガーデン2日目の様子をレポートします。


春からスタートした、カボニュー学生アンバサダープロジェクト

カボニューの活動を通してつながった三重・桑名と東京・渋谷の学生アンバサダー。
彼らが今取り組んでいるのは、「放置竹林問題」です。

竹害とされている竹を、資源として有効活用したい。
竹を活用した商品開発で、放置竹林削減につなげたい。

カボニュー学生アンバサダーの「竹を使ったエシカルコスメづくり」プロジェクトは、そんな想いのもとスタート。

竹でエシカルコスメをつくろう!三重・桑名と東京・渋谷の学生がコラボ!カボニューアンバサダープロジェクト【DAY-1】

商品開発に向けて竹の表皮削りを三重・桑名と東京・渋谷の学生が初体験!学生アンバサダープロジェクト【DAY-2】

「竹で整う」のコンセプトが生まれるまで

DAY-3は、いよいよ商品のコンセプト決め。

「商品を通して何を届けたいか」を、“伝わる言葉”に落とし込みます。

ステップ①市場調査

商品のコンセプトを導き出すための第一ステップは、エシカルコスメの「市場調査」。

宿題として事前に調べたエシカルコスメの情報を持ち寄り、「なぜ選んだのか」「良いと思ったエシカルポイント」などを発表しました!

知っている化粧品ブランドからエシカルなアイテムがないか探したり、「木 化粧品」で検索をしたり、それぞれ自分に合った方法でリサーチ。
「家族や自分が使っているコスメ」からチョイスして、エシカルなポイントをまとめてきてくれた学生もいました。

一言で「エシカルコスメ」といってもメーカーやブランドによって特徴はさまざま。

「自然由来の成分でつくられているところに共感した」
「赤ちゃんも使えて、地球にもやさしいのが良いと思った」
「エシカルコスメなのに、リーズナブルな価格」
「エシカルコスメなのに、カラフルでかわいい」

など、学生たちの共感ポイントもそれぞれです。

ステップ②戦略を立てる

市場のニーズを知ることができたら、次は「商品戦略」を考えます。

「竹を使ったエシカルコスメ」は、どういう方向性なら市場で輝けそう…?
カボニューの「竹を使ったエシカルコスメ」にしかない、オリジナルの強みは何だろう…?

商品の魅力や届けたいメッセージを、思いつくまま付箋に書き出していきます。

ステップ②コンセプトを決める

商品の魅力・強みとなる「キーワード」が揃ったら、いよいよコンセプト決め。

「変革」「比較」「負の解消」「矛盾」「比喩」など、5つの型をつかってキーワードを組み合わせていきます。
数ある魅力の要素を、「相手に伝わる言葉」に昇華させるのって、本当に難しい……!
優先順に並べたり、似ているワードをまとめたりしながらキーワードを厳選していきます。

そうして辿り着いたのが……「竹で整う」というコンセプト。

このコンセプトには、“竹の成分で肌を整えながら、竹の環境も整える”という2つの意味が込められています。

次回は、「竹で整う」のコンセプトを具体的なデザインに落とし込む予定!
どんな商品パッケージに仕上がるのか、今から楽しみです。

 3種類のエシカルコスメづくり!2日目も大盛況

午後からは、渋谷エシカルガーデンで「エシカルコスメづくり」のワークショップ。
2日目は、接客の合間に学生たちもエシカルコスメづくりを楽しみました。

40種類のエッセンシャルオイルから「竹に近い香りはどれか?」を探る学生の姿もあり、すっかり「竹」の虜になっている様子!

ある学生は、何人かのお客様から「どんなシーンで何に使うのか?」を聞かれたそうで、「商品開発では、ただ“環境にいい”だけじゃなく、使い方やメリットもしっかり届けたい」と話してくれました。

今回のイベントを通して、学生アンバサダー一人ひとりが、これからはじまる商品開発に向けてのヒントを得て、手ごたえを掴んだように感じます。

11月には商品のお披露目会も予定していますので、お楽しみに!

2日間おつかれさまでした!

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