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サステナブルな開催に挑戦した音楽祭『FREEDOM青空2022淡路島』withカボニューレポート

こんにちはカボニュースタジオです。
 
サステナブルモードを引き上げる音楽フェス『FREEDOM青空2022淡路島』がこの夏、淡路島で開催されました。初の取り組みとして注目を集めた『サステナステージ powered by 環境省 つなげよう、支えよう森里川海』。そのステージの様子を中心に、FREEDOMで関わった多くの繋がりを紹介します。

『サステナステージ powered by 環境省 つなげよう、支えよう森里川海』

これまで何度かカボニューnoteに登場された環境省「森里川海プロジェクト」アンバサダーの小原壮太郎さんが、ステージの司会進行を担当。パワフルトークで会場を盛り上げます。

――オープニング

環境省の奥田直久自然環境局長は、森里川海プロジェクトと、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全するという生物多様性保全に向けた国際的な取組みとなる「30by30」について紹介。FREEDOMというイベントと連携して、持続可能なライフスタイルの豊かさやその重要性を伝えていくことの大切さについてお話いただきました。

続けて、カボニューを代表し、濱名さんは「皆さんの考えや想い、行動に寄り添っていきたい」とカボニュー応援団としての想いを語りました。
 
TALKイベントは「食」「ファッション」「ビジョン」「ライフスタイル」の4部構成で展開されました。

――未来につながる食

地球温暖化による気象災害の甚大化、コロナ禍など、食糧安全保障に関する課題が浮き彫りになった昨今。私たちのカラダを作る「食」について考え、体験する重要性を紹介。それは、食に関心をもち選択するということ。そして、オーガニックやヴィーガンといった食の多様性を理解することで持続可能な食にも繋がります。
ある学校ではビーガン給食の導入に賛否両論でしたが、当事者の子どもからは、これまでアレルギーを気にして“おかわりジャンケン”に加われず寂しい思いをしていたが、クラスのみんなと一緒にジャンケンができるようになったことがとても嬉しかった、との声もあったというエピソードが語られました。健康面だけでなく、気持ちにも寄り添うことができる「食」の大切さに気づかされたトークでした。

<登壇者>
・MUDOさん(菜音ファーム 代表)
[森里川海アンバサダー]
・清水弘美さん(全国小学校学校行事研究会 顧問)
・室谷真由美さん(モデル/ビューティーフード協会 会長)
・Yaeさん(半農半歌手)

――持続可能なファッション

農業、工業、アパレル…ジャンルを超え、繋がってほしい…。ファッションの伝統工芸を継承するためにも環境と結びつくことが必要だ、など登壇者から切実な声があがりました。
プロダクトを買うとき、生産者、販売者、生活者の間でのコミュニケーションが足りず、プロダクトが生まれるまでの背景が分断されていることも課題であり、地球や人の歴史が何によって支えられ、その上で何を選択していくか? これらを考え、知ることで価値の見え方は変わると言います。

<登壇者>
・藍染プロデューサー 永原レキさん
・AYUMIさん(BOHO MARKET代表)
・環境省 岡野隆宏室長
[森里川海アンバサダー]
・鎌田安里紗さん(unisteps 共同代表)
・NOMAさん(モデル/アーティスト)

――2025・2030ビジョン

様々なことが起きている現代。ストレスも多く、負担に感じることもあります。しかし、これは時代が「大きく変わる節目」。人も自然も元の気に戻る、まさに転換期と言える時代が来ています。だからこそ、心底地球のことを考え、感動してほしい。これからの時代は我慢するのではなく、誰もが幸せになる未来を想像しながらアクションしてほしい、と登壇者のMINMIさん、小橋賢児さんらは語ります。
例えば、お金を出すから「ゴミを減らして」と強制するのではなく、楽しみながら自発的に行動することが大事。みんなが力を合わせてエンパワーするようなことをカボニューはやっていきたい。中村さんは、今回のような活動を続け、環境に優しいエコなイベント=「かっこいい」というムーブメントを作っていきたい、と熱い想いを届けました。

<登壇者>
・FREEDOMクリエイティブアドバイザー 小橋賢児さん
・FREEDOM主催/森里川海アンバサダー MINMIさん
・環境省顧問 中井徳太郎さん
・カボニュー 中村幸弘さん

――持続可能なライフスタイル

環境問題や世界情勢において深刻な危機に直面している昨今。未来の子どもたちにバトンを渡すため、どのような暮らしを想像し、行動していくべきか?そのアクションは本来自分たちにとってプラスになるもの。今までは「気候変動対策に取り組むプロジェクトをしたい」と企業に相談を持ちかけても理解されず、行動に移せなかったが、ここ数年で多くの企業がSDGsに目を向け、取り組むように。時代は大きく変わり、明るい未来を感じているという登壇者の話は、環境問題を嘆くものではなく、ポジティブに未来のことを一緒に考えよう、という強いメッセージでした。

<登壇者>
・マッシュビューティーラボ副社長 椋林裕貴さん
[森里川海アンバサダー]
・大葉ナナコさん((一社)BIRTH&EARTH 代表理事)
・奥村奈津美さん(防災アナウンサー)

FREEDOMを盛り上げた多くの仲間

多くの人が関わった、サステナブルチャレンジ。

――家に見立てたサステナステージ

サステナブルステージの空間をプロデュースしたのは、アーティストのARIHIRUA(ありひるあ)さん。ステージのテーマは「家」。ガレージにEVカーが停まっている設定です。ステージを見たお客さんが「サステナブル」を感じるように自然素材をふんだんに使用。ポイントは、グリーン(植物)。淡路島にある宿泊施設の植栽からいただいたもの。「見た目だけでなく、作る過程もエコにしたい」と、今回のステージの装飾で、新品は一つもないそうです。

――会場のグッズやFOODなど、様々な方向から企画

前回の記事でも紹介した、マリエさん。FREEDOMのサステナビリティ推進プロジェクトの様々な部分で企画に携わっていらっしゃいますが、イベント限定のカボニューTシャツのデザインにも協力してくださいました。普段から着やすいようにと、ロゴを大きく取り扱わず、ポケットから顔を覗かせるデザイン。長くずっと愛せるものに、という想いが込められています。

――本物の「藍」にこだわる藍染職人

藍染職人のネギさんもイベント限定のカボニューTシャツに携わってくださった一人。ポケットは、淡路島で採れる天然の「藍」の葉で染めています。「藍は発酵するもの。生きているんだよ」と微笑むネギさんの指は美しい藍色に染まっています。伝統を継承し、淡路島という場所を愛する想いは引き続き、カボニューが追いかけます!
 
淡路島で出会った力強く純粋な人たち。ここで繋がった縁はこれからも広がるでしょう。今後の動きにもぜひ、注目していてください。


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